「(客1)あ……あら? 私たちなんで喧嘩なんか……」
悪意のかたまりを消し去ると、お客さんたちは正気に戻ったみたい。
でも……
「(カララッチ)見て、カラット! あの物陰からこっちをみてる人影が……!」
そこにいたのは、運動会のときにも見た、あやしい光を放つペンダントを下げた謎の少女だった。
「(カララッチ)あの子、運動会にもいたカラ。タイムスリップした先で二度も遭遇するなんて、あの子がからあげの記憶と関係しているに違いないカラ!」
「(カラット)あなたがこの人たちの悪意を増幅させたのね……一体何者なの?」
「(チキ)ボクはチキ……妖魔クエンガー様の忠実なしもべ……」
チキ? 妖魔クエンガー?
一体どういうこと……?
カタカナに直して→の部分を読む。答えは「ジューシー」。