「(カララッチ)カラット! 見て! カラットの魔法が2人の心を浄化していくカラ!」
「(カラット)すごい……これが魔法少女カラットの力なのね……」
そんな私たちに気づき、こちらに近づいてくる9歳の頃の私。
「(9歳のそら)魔法? おねえさん、魔法が使えるの?」
「(カラット)えっ、どうしようカララッチ……」
「(カララッチ)自分の未来の姿と気づかれると、未来が変わってしまう可能性があるカラ! なんとかごまかすカラ!」
「(9歳のそら)おねえさんすごい! そらも魔法少女になりたい! そらにもなれるかな……?」
「(カラット)……え、えっと、もちろん! 気づいてないだけでほんとうは、あなただって魔法が使えるんだから!」
「(9歳のそら)ほんと!? やったー!そら、魔法少女になる! おねえさん、約束するね!」
気づいていないだけで、魔法は使える。ほんとうは、誰だって。
その言葉はなんだか、25歳の私の心にも響くみたいだった。
小さな私のその夢は、絶対に叶う。だって、未来の私がそれを知っているから。
だったら、大人になった私の夢は……
「(カララッチ)浸ってるところ悪いけど、カラット、冒険はまだまだ! 別の時代に行くカラよー!」
「ドッグ」「グッド」「カット」「ラック」「落下」と埋めると成立する。答えは「とくから」。