時は2014年――
私の名は垂沢樽夫。45歳。とある食品会社で冷凍食品の開発に携わっています。
「(垂沢)うーん。外はさっくり、中は適度な食感。噛むごとに口の中に広がる肉の味わい。じゅわっと広がる脂の旨み。ご飯のおかずにもよし、お酒のつまみに楽しむもよし。そんな新製品……」
そう、私は確かに『ソレ』の開発をしている……はずでした。
なのに……
「(垂沢)思い出せない、なんだったのか…… 。ここまでの研究結果も全て消えてしまった。私は一体なんの開発をしてきたんだ!?」
「(??)それなら任せて! カラっと解決してあげる!」
突然響いた少女の声。振り返った先にいたのは……?
「(カラット)からあげ魔法少女・カラット、カラッと参上!」
「(タッタ)からあげ魔法少女・タッタ、ピリッと登場!」
「(垂沢)あなたたちは一体……!?」
緑色は日本列島をあらわしている。白丸はそれぞれ「かんとう」「とうかい」「かんさい」をあらわしているので、答えは「かいとう」。