「(垂沢)からあげ魔法少女レタ、キュートに登場!」
「(レタ)ええっ!? 私が魔法少女……!?このコレステロール値が気になり始めた45歳の私が!? こ、こんなの変じゃないですか?」
「(カラット)全然! 誰でもほんとうは魔法が使えるんだもん、性別も年齢も関係ない! さあ、次の魔法少女を探しに行きましょう!」
〜〜〜〜
こうして3人目の魔法少女を仲間にした私たち。
次の仲間を見つけに向かった時代は……
「(カラット)カラット、ここは? なんかいきなりレトロな景色……」
「(カララッチ)ここは1932年! からあげセンサーがこの時代を指したカラ!」
うわ! 私たち、91年前まで来ちゃったんだ!!?
「(レタ)おお、あれはモガファッション……まさしくここは昭和初頭の日本です。日本初のからあげはこの頃作られたと言われています!」
「(タッタ)さすがレタ、詳しいやで……」
「(レタ)からあげのことなら研究し尽くしましたから。 おや? カラット、魔法のステッキはどうしました?」
「(カラット)えっ? あれ…あれ!? 無い!!」
うそ!? 私、魔法のステッキを無くしちゃった……!?
「(レタ)カラット、あれを見てください!」
レタの指差した先にあったのは、一台のベビーカーだった。
「あかちゃんを産んだ人はかあちゃん」とすると正しい文章になる。答えは「あかちゃん」。