そこで見たものは、私たちの合体魔法を受けて平然と立っているチキだった。
「(カラット)魔法が効かない……!?」
「(タッタ)うそ!? あれだけのパワーを浴びて無傷やて!?」
「(チキ)魔法少女の力、こんなもの? まるで話にならない……」
去っていくチキの胸のペンダントが、きらりと光る。
「(カララッチ)あれは……からあげジェム!!」
「(カラット)カララッチ、知ってるの!?」
「(カララッチ)からあげジェムは、みんなのからあげへの想いが結晶化した宝石! あれがチキに力を与えているんだカラ!おそらく、チキの悪意の魔法もからあげジェムの力だカラ」
図は五十音表の一部をあらわしており、①=て ②=せ ③=つ が入る。